丘の上に金色の陽が射し、少し乾いた緑の木々やなだらかなアーチを描く空、伸びた雲、空気が、輝く。
日差しは暖かく、それでも透明な冷気の中を、ボクは丘の上に向かって歩いた。
彼女は白いワンピースの上から丈の短いローブをかぶり、赤いフードの隙間から栗色の髪を出している。
彼女は耕地に向かって、種を蒔く。
腕にかけた籠に手をいれて、空に向かって種を散らす。
その蒔き方は如何にも絵に描いたような、架空のものだったけれど、その種はきっと芽を吹くだろう。
陽光に照らされた彼女の笑顔は、その未来を何よりも期待させるものだった。
ボクは毛羽だったマフラーをずらし、顔を空気の中に出す。
「精がでますね」
彼女はすっと、振り返り、こちらに応えた。
「そうなんです。きっと、彼らはよく育ちます。だって、こんなに美しい景色の中なんですから」
彼女はそして、また、続ける。
それは永遠とも思える時間、動かない、永久のヴィジョンだった。
「」

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