2009年6月13日土曜日

factotum.43

恋があり、友がある。

たとえボクの世界に、ボク一人の孤独があっても、

恋はあり、友はある。

その事実が、何より、つらい。

つらく、涙が出てしまう。

その涙に、ボクは生きている。

ボクが生きるのは、ボクと、ボクの涙、その向こう、そのためである。

ボクは、ない、のだ。

「ボク」という"me"は、「メルシー」のそれである。

そう、どれでもない。

ただ、

ボクは、物体だ。

物体は、物体の価値がある。

物体の価値。

その高さが、ボクという人間の、生きる涙の糧である。


涙は、愛しい。

愛しさの悲劇。    

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