2009年6月5日金曜日

デジャ・ヴュの欺瞞。

雨が、しとしと降ったり、止んだり。

曇り空の明るさは、街を、優しく柔らかくけだるく涼しげに見せる。

雨だから、歩いて外に出た。

音楽を聞きながら、外を歩く。

空中を漂う湿度にやられて、汗がじっとりと額を濡らし、第一ボタンまで閉めたシャツが体にしっとりと付き始める。

ここでシャツのボタンを外すのは、何か釈然としない気がしたから、ジャケットの前を開けた。

少し風が通るが、それでも不快な汗は消えてはくれない。


紅茶をいれるための茶こしを探すが、適当なものは見つからない。

漏斗も何かと便利なので探すけれど、これは全く見当たらない。

家のゴミ箱にちょうどいいバスケットが見つかった。

ドラッグストアで、ゴミ袋と芳香剤を買う。


少し雨が強く降って、少し止んだ。

雨に変わった湿度は、涼しい風に流されて、ボクの体もひやりと乾いている。


涼しい街の大通りで、流れる音楽は軽快だ。

音楽は、風景にそのイメージをべた塗りする。

音楽と風景の華麗なマリアージュは、なかなか望めるものじゃない。

音楽があると、街はすごく優しい。

世界が簡単に理解されるように、感じる。

イメージの喚起が、容易になる。

自分勝手な世界は、何てキレイな世界なんだ!!


一度、家に帰り、買い物で出来た荷物をおろして、自転車に乗って、街に出た。

「失った夢だけが、美しく見えるのは、何故かしら?」

繰り返される問いかけに、その問いかけの美しさと感傷さに心浸りながら、自問自答を繰り返す。


「夢を美しいと想ったとき、もうその夢は失われているのか。」





Mlesna Teaの店舗前を通ったので、わからないままにふらふらと入る。





まずいアールグレイなんてない。

まずい紅茶があるだけだ。

今日の紅茶はうまかった。

アールグレイは、ボク好みだった。





4日塩漬けたもも肉で、ポト・フーをつくる。

鶏とキノコ。

あとは野菜を放りこんだ。

煮込みは、シンプルなほどおいしい。

ボクは、まだ未熟だ。    

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