2008年12月20日土曜日

factotum.15

セザンヌや岸田劉生を見て、

「あぁ。きれいだ」と思える僕は、

新鮮だ


現代芸術の意義を、解釈からの表現であり、またその全体の解釈だと思ってきたけれど、

いや、やはり美しくあること自体を喜ばなければならない。

「美しいこと」という問題はそのままに残して、

美しさという強度をもっともっと、歌いあげたい。

美術は、貧しくなってはいけない。

貧しい美術は、美しいのだ。

しかし芸術自体が、貧しくなってはいけない。


根本規範はないということを知ったときに初めて人は、

文学的になれる。

フィクションを愛することができる。

ありうべきヒューマニティや価値を信じることができる。


仮にファナトスという本性が人間にあるならば、

人は熱狂に向かう存在であり、

それが一時のことであることは知りつつ、

楽しくいれる。

という仮定ができる。


フィクションの中でフィクションを、フィクショナルに。

これが僕の党是であります。    

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