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ネタばらし。
今日の「エクリチュール」とか、「痕跡」とかは、
ジャック・デリダという人の言葉です。
「生きていかなければならない」とかは、サルトル。
「卵」はドゥルーズ。
「現象」は、フッサール。
そう、僕によって書かれた言葉たちの中には、
たくさんの先達が存在していました。
ぼくは、そのパッチワーカーでしかなく。
でも、僕の思考の志向は確実に内包されていて、
あなたにも現象(コピーキャット)として、立ち現れたかもしれませんね。
僕は、彼らを借りて(様々な絵の具)
それを書きなぐる(描きなぐる)ことで、
彼らを塗りつぶし、
僕色に、染め上げた。
つもりです。
つもりですが、
ぼくは塗りつぶしてやる。いろんな痕跡を。
その痕跡に立ち上がる香りが、全て僕であるように。
どんなものを借用しても(それが敵でも)
全く同じ絵の具で、
とびきり綺麗な塗り方をして、
戦ってやる。
僕が描くキャンバスは、
絶対、誰にも渡さない。
僕のキャンバスがあなたに見せるイメージは全て、
僕自身だ!
僕自身であるように、僕は努力するのであり、
たくさんのコピー、
飼いならされた猫になってやる。
その猫は間違いなく、
虎視眈々と、
その全てを引き裂くことを、
そのことのみの「復讐」を考えているんだ。
たとえその爪が伸びなくても、
ボロボロになってもその猫は、
涙を流しながらメチャクチャにそのキャンバスを離さない。
家からつまみ出されてもその猫は、
そのキャンバスだけを考えて、壁を掻く。
でも、猫は、猫だからこそ、
グッドなタイミングで新しいご主人を見つける。
いつの日か、取りこぼしたキャンバスをギタギタにして、
自分のキャンバスを唯一不可侵のものにするために。
猫のひと舐め、一つの傷が、
そのキャンバスに跡を残す。
いつかその香りと痕跡は、全身を埋め尽くし、
その人は、その猫以外の現象を思えなくなる。
「認識しえないものは、存在しないものと一緒だ!」
な、猫は功名だろ。
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