「アルゼンチンババア」
私は、「文学」なんて体系だった枠組みについて何の知識ももたないが、
昔、彼女の「ハードボイルド・ハードラック」を読んだころよりかは、
彼女のレーゾンデートルを理解できるのかもしれない。
確かに、表現は独特だと思う。
ありがちな「奇をてらった」感もないし、そう「媚びて」もいない。
ただ、「ぬるい」なぁ。
そんな「ちょいドラマ」で、完璧な幸福を描いた、だなんて。
ドラマ自体も、なんかね、薄いよ。
前作のときも思ったけど、
この人は、
恋とか、
性みたいなことについて、
語らない方がいいよね。
基本的にそんな体験があるとは思えないし。
いや、何も、
全ては現実から、なんて愚にもつかないこと考えてるわけではないですよ。
ただ、やっぱりね、
薄っぺらいんだなぁ。
中学女子の白馬の王子様レベルの思考だもの。
それでも彼女が書いたお話に、
心温まる人がいるんだから、
やっぱり立派ですよ。
作家っていうのは。
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